花火大会全般のQ&A

花火と花火大会、花火写真 Frequentry Asked Question

主に花火観覧に関する質問
●花火大会の開催日がわからない。こういう花火が観たい。
●どうして花火大会で「たまやーっ、かぎやーっ」って叫ぶの?
●どこから観るのがベストなのか?
●どこかおススめの花火大会を教えてほしい。
●とりあえず何を持っていこう?
●子供連れ観覧で注意することは?
●花火大会って何処へ行っても同じじゃない?
●花火大会を開きたい。小さな花火大会をやってもらいたい。
●演劇、ショー、文化祭、結婚式などで花火を打ち上げてもらいたい。
  

その他のご質問もお待ちしています。
 花火大会の開催日がわからない。こんな花火(大会)が観たい。
 まずはこのホームページの「花火大会INFORMATION」のトップ項目「全国花火大会日程表」をご覧下さい。全国の花火大会の年間情報を知ることができます。この日程表は日本で最大の規模で花火大会をフォローしています。
 また全国各地の日程に加えて、このホームページでは-
「全国主要競技花火大会・コンテストの日程」
「遊園地・テーマパークの花火アトラクション」
「冬の花火大会」
「各地の伝統的花火行事、花火祭り、変わり種花火祭り」

の各日程表をそれぞれ独立させています。またネット上に多数展開されている「花火日程」だけを扱う情報サイトへのリンクも揃っています。皆さんの用途に合わせてご覧下さい。
 それと「こんな花火が観たい」という観覧目的がハッキリしたアナタには、花火野郎が各種ご要望に合わせてテキトーな花火大会をみつくろってしまう、というたいへん便利でお手軽至極の
「観覧目的別花火大会斡旋ガイド」がおすすめです。
    
 以前はこれほど花火大会の開催日程が情報として記事として価値があるとは思われなかったのか、とかく花火大会が「何時」「何処で」やっているかを掴むのは大変でした。同じ県内でさえよくわからないのですから、他府県のことまではまったく知る由もなかったことです。この「日本の花火ホームページ」以外の花火ページ、情報ページでも開催日を知ることができます(季節情報もあるので注意)。現在ではこのようにインターネット上だけで、その花火大会の公式サイトや各種情報サイトが競い合って、花火の日程コンテンツを展開しているので検索には事欠きません。
 地元の花火大会なら、地元の広報誌を見るか、購読新聞の折り込みとしてプログラムが配布される場合がありますので注意してみて下さい。

 どうして花火大会で「たまやーっ、かぎやーっ」って叫ぶの
 「たーまやーっ」「かぎやーっ」。花火大会というとあたかも花火が開いたときには、そう叫ぶのが習わしであるかのようなかけ声がかかりますね。
 それはあまりにポピュラーで、それ自体が夏の風物と呼べる程かもしれません。これは、もともとは声援というか応援のようなもの、と考えて下さい。歌舞伎でよく役者が見えを切ったときなどに、客席から「○○○屋っ!」と声がかかるでしょう、それと似ていますね。しかも地域限定、江戸の花火で、のことです。玉屋(たまや)、鍵屋(かぎや)はいずれも江戸の昔に実在した花火屋さんで、花火の技を競っていました。それぞれの打ち上げ船は大川(現在の隅田川)の橋を挟んで上流と下流に分かれていたので、見物人にはどちらの花火が打ち上がったかよくわかりました。ひいきの方の花火が上がるたびにしきりに声援を送ったことでしょう。「いいぞ玉屋」「負けるな鍵屋」という具合に。
 このことが転じて、現在では花火が打ち上がって開いたときの「一般的なかけ声」となっているようです。でももともとは大江戸の花火が本家。ですから基本的に日本全国どこでもこのかけ声というのは本当はものすごく「変」なことなのですね。
 ですからこうした通り一遍のかけ声ではなく、各地の花火大会で担当している煙火業者さんが分かったら、良い花火が上がった時に、ぜひその業者さんの屋号や会社名を叫んであげてみてください。大歓声の中で、きっとその声は打ち上げ現場にいる花火職人たちのハートを揺るがすことでしょう。

 どこから観るのがベストなのか?
 基本的にはご自由に、ということですが、FPLの見解では、打ち上げ地点から500メートルくらい離れたあたりがもっとも形良く見える、としています。近すぎず遠すぎずといったところですね。だいたい4〜500メートルがお薦めの「間合い」でしょうか。近すぎても見上げるに疲れますし、遠すぎれば臨場感やほどほどの迫力に欠けてしまいます。もっとも、火の粉を浴びるほど近くで観なけりゃ観た気がしねェ、という粋なお方はできる限りお近くでどうぞ。また文字やナイアガラなどの仕掛け花火は近いほどいいでしょう。ただしこうした仕掛けものは大量の煙を伴うので、風向きが悪ければしばらくは煙にまかれてしまいます。

 どこかおススめの花火大会を教えてほしい
 とりあえずは「花火大会INFORMATION」の中の「全国厳選花火大会観覧・撮影ガイド」をご覧ください。私なりに一度は見ておいてソンはない正統おススめの大会を詳しく紹介しました。
 それとJFN編集部集計による「花火大会100選」をご覧下さい。全国の花火大会より現時点(1997/5)で厳正にピックアップした、ベスト10、ベスト50、ベスト100の各大会を一覧できます。
 また観覧目的に合わせた(たとえば、尺玉の逸品を観たい、湖畔のステキな花火大会、彼女と親密になりたい?など)おススめ花火大会を斡旋する、
「観覧目的別花火大会斡旋ガイド」も便利ですよ。
 とりあえず何を持っていこう?
「花火大会INFORMATION」の中の「花火大会に出かけよう」をご参照下さい。
 あと家族連れ、仲間どうし、友達どうしなどでは携帯/スマートフォンは有力な連絡アイテム。待ち合わせやはぐれたときの連絡、シートの場所がわからなくなったなど直接連絡がとれる携帯電話は、大変な混雑になる花火大会では必携品になるかな。打ち上げ現場や花火大会スタッフの間でも携帯やトランシーバーは本部と打ち上げ場所との連絡などに欠かせないものになっています。

 子供連れ観覧で注意することは?
 もう親って大変。それでもあの大混雑の花火大会で家族に快適に観ていただく(敬語)ためには、とくにお父さんは努力の人になる必要がありそうです。まず観覧場所の確保。お弁当はお母さんにまかせるとして、家父長たるもの先発しての場所取りは必須事項。
 何よりの心配事は「迷子」「トイレ」「もう飽きた」の三つ。最後まで観覧する子供は親の宝、地域の誉れです。子供が花火を真剣に観ているのなんて30分がいいとこ。あとは「お腹空いた」「何か飲みたい」「オシッコ」「何か買って」「つまらない」「早く帰ろう」の猛攻が待っています。
 お子さんによっては(主に花火が初体験の幼児)開始早々いきなり(ビックリして)豪快な「泣き」がはいります。玩具花火すら怖がって泣きわめく子もいますから、お宅のお子さんが花火に免疫や耐性があるか?ということも重要です。
 それに、飽きてくるとシートから離れてフラフラし(たぶん4才以上)はじめます。そうなったら迷子の心配。花火に見とれているうちに、子供の帰巣本能を超えたところへ行ってしまいます。そうなったら花火観覧どころじゃありません。で、しかも夜であの混雑ではもはや簡単に探し出すことはできません。
 そこで、
・歩いていける近所の花火大会でなければ、できれば花火会場へは車を利用(荷物が多くなる乳幼児連れならとくに)。炎天の待ち時間や天候急変の時(夕立など)に逃げ込める。
・トイレは済ませて行く。
・乳児はベビーカーに固定。
・お菓子、飲み物、懐中電灯、雨具、携帯ゲーム機は必携。
・子供に合わせて早めに切り上げる工夫を(子供が飽きたらもう帰る)。
・シートにじっとしていなくなったら目を離さないように(高学年を除く)。
・混んでいるメイン観覧席を外し、ゆったり座れる所を探す。または駐車場で自車の至近で観覧。
・何か羽織れるもの、長袖や大きなタオルを余分に用意(河川敷など意外に冷える、また寝にはいった場合の上掛けに)。
・はぐれた時の対処を子供にいいきかせておく(幼児には無理か?)。
・はぐれた時のために子供にも携帯電話を持たせて置く(幼児には無理)。
・トイレなどの時は子供だけで行かせないで親が必ず付いてゆく(高学年を除く)。
・豊富な軍資金を持参または余計な金は一切持たない、のどちらか。
 子供を連れて夜店の前を無事に抜けるなんて、そりゃ無理。せいぜい良きお父さんになるか、「金は持っていかないっ!何も買わない!」と出かける前にいいきかせること。
・シートの場所を見失ったとき、子供が探しやすいように親はチョーど派手な服を着ていく(ウソ)。


 花火大会って何処へ行っても同じじゃない?
 とんでもございません。ぜひ!今のあなたの居住エリアを離れて別の地域(他府県)の花火大会をご覧になってください。きっと新しい発見がありますよ。今では全国的に花火の質はそれほど遜色はありませんがやはり地域差は大きいものです。
「花火大会INFORMATION」の中の「花火大会に出かけよう」その1 花火大会選び をご参照下さい。

 花火大会を開きたい。小さな花火大会をやってもらいたい。
演劇、ショー、文化祭、結婚式などで花火を打ち上げてもらいたい。


 これについては、資格や法令に関わることなので、専門家に答えていただきました。回答は武藤輝彦氏(故人)です。
●花火大会といっても規模が色々なのでそれによって相談するところや受け入れ先が異なってきます。
 花火大会を開催するに当たっては規模によらず煙火業者への依頼が主となります。煙火業界を代表するような斡旋機関はありませんが、「社団法人日本煙火協会」では開催地元の花火業者を紹介する程度なら可能です。
●小さな規模の花火大会なら開催地の地元の花火業者に依頼されることをおすすめします。なぜなら花火代金よりも実際の打ち上げや、必要な許可申請に経費がかかってしまうのが実状だからです。通常、打ち上げを請け負う業者は必要な消費許可の申請などの手続きもしています。許可は各都道府県(またはその出先機関)の知事からもらいます。また打ち上げ場所近辺の住民への周知行為や消防署への届けも必要です。各都道府県で取り扱いもマチマチなので地元の業者に任せた方が無難といえます。
●比較的大きな予算があるときは、企画力のある在京の煙火業者(株式会社丸玉屋、株式会社ホソヤエンタープライズ、株式会社関東火工など)に連絡して相談することをおすすめします。日本煙火芸術協会でも相談に乗り、適当な業者を紹介します。
 アマチュアで煙火打ち上げを楽しんでいるグループもありますが、煙火協会の「 煙火打揚従事者手帳」だけでの営業行為はできません。友人に頼まれて内輪で打ち上げる、という範囲をこえることは好ましくないのです。
●極めて小規模なグループで花火を楽しむときは、大型玩具打ち上げを取り扱っている問屋に相談することをおすすめします。
東京 台東区 山縣商店  株式会社オンダ 愛知 岡崎市 若松屋など
●イベント、ショー、演劇などで花火を使用する場合も火薬量やその数について規制されています。こうした花火の使用に関しては効果花火専門に請け負う業者(通称、効果屋)もあるので相談してみて下さい。

 依頼先は各自で職業別電話帳であたっていただくほかに、いくつかの相談・依頼先をご紹介しましょう。
株式会社丸玉屋小勝煙火店 0423-63-6251 0296-44-4480 
株式会社ホソヤエンタープライズ 03-3630-2262 0425-59-3212
国際煙火株式会社 0478-82-2111 03-3851-3343
山縣商店 03-3862-3927
株式会社オンダ 03-3871-8111
若松屋 0563-52-1331
●地方で比較的企画力のある煙火業者
宮城県 芳賀火工 022-394-2018
長野県 信州煙火工業株式会社 0262-32-3782
静岡県 株式会社イケブン 054-641-1214
京都府 國友銃砲火薬店 075-351-4126

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