2018/10/14  コキアの紅葉

  

  

  

 国営ひたち海浜公園に嫁様と一緒に見頃のコキアを見に行った。金曜、土曜とニュースだか天気予報でこの海浜公園の様子を伝え、今が見頃、と報じたせいかどうか大変な混雑だった。海側の入り口を目指したのだけれど、海沿いの道路は果てしなく路駐の列。駐車場へ入るのも行列だったけれどそれほど待たずに入れた。なぜか行った日曜は入園無料の日だったのはラッキー。しかし見晴らしの丘一帯は中国や台湾からだけでなく、色々な国からの観光客でぎっしり。様々な言語が飛び交い、どこの国?と嫁様と顔を見合わせる始末。GWあたりのネモフィラの咲く頃も凄かったが、それ以上の人出なのでは、と感じた。丘の散策路は人がすれ違えないほどの混雑。コキアの紅葉時期は何度か来ているけれどこれほど見晴らしの丘に人が居るのを見たことがない。
 一昨年にやはりこの時期に来たのだけれど、見頃を一週間ほど過ぎて少し残念だった、なかなか見頃と休みの日が合致しなかったり、天気が悪かったりとタイミングが合わない。しかしこの日は本当にいい時期で濃いめのピンクに色づいたコキアは鮮やかでしかも快晴。素晴らしい眺めだった。コキアの向きが少し乱れていたのは台風で翻弄されたせいかな。
 帰りは日曜とあって海浜公園近隣の市内も北関東道も降りてからの4号バイパスも渋滞につぐ渋滞。どこかに立ち寄るつもりが行って帰るだけになった。
       


  
   
2018/9/23  彼岸花に浸る

 本当は秩父の棚田の彼岸花を見るつもりだったのだけれど、向かう途中で雨に遭い、かつ秩父方面はどんよりの曇天。辺りも暗くなってきて昨年のような秋晴れの元での撮影はもうのぞめないと引き返す。そういえば、と灯台下暗し。車で10分の近場の彼岸花があるじゃないか。
 権現堂は冬の水仙、春の桜、初夏の紫陽花、秋の彼岸花と花の祭りが年中行事なっていて桜以外は駐車代も無料である。接近すると遠目にも鮮やかな「赤」がはっきりみとめられるくらい満開の見頃を迎えていた。駐車場も満車状態で、権現堂公園内も多くの見物客で溢れていた。散策路を人にぶつからずに通るのが困難なくらいの満員御礼。その周りには深紅の彼岸花が溢れるように出迎えてくれている。
 曼珠沙華まつり(幸手市では曼珠沙華と統一している)の時には何度か訪れて、公園内はくまなくロケハンと撮影をしている。だから込み合う散策路を好撮影ポイント目指してさっさと移動し、さっさと撮影する。とはいえ自宅近くも朝から雲の多い天気。ときおり雲間から陽射しが落ちるのを見計らって撮影する。やはり日が射しているのとそうでないのでは、花の生命感が桁違いだ。30分ほどの撮影でひと汗かいた。このところ肌寒かったが、動けば汗ばむくらいの気温だった。
 駐車場から車を出すのも時間がかかるくらいの混雑だが地元であるから急ぐこともない。
       


  
   
2018/8/10  FAX電話が壊れ・・・たわけではない!?

 帰宅すると妻から「残念なお知らせ」とFAX電話機が壊れた旨を告げられた。まぁ20年近く使っているのだからそれもありか。それに経年劣化か、FAXがまともにまっすぐに送れなくなっていた。受信側でもおしまいの方が流れて読めない、ということになっていたらしい。メールやLINEの時代とはいえ、まだ仕事でFAXのやりとりが在るので困っていた。それに加えて家電の方が沈黙ということらしい。携帯からかけても呼び出し音は鳴っているのに電話機は沈黙のまま・・・。
 そしてそれでは困るからなるべく安いやつと、新しいFAX電話機をおごる。設置する。やれやれこれで、と思いきやすぐに新しい電話機が同じように沈黙したではないか。そして原因が稲妻のように閃いた。モジュラーケーブルのコネクタの接触不良か。調べると電話とネット回線を振り分けている分配機に刺している電話と分配機を繋ぐケーブルのコネクタが破損していた。こいつかーーーー。買い替えなくても元のFAX電話機に罪はなかったんじゃないか。しかしFAXはまともに送れないのだし、潮時と言えば潮時か。
このコネクタの不良が原因で、外から私のところにかけると呼び出し音は鳴るが、相手は出ない、という状態だったらしい。こちらでは呼び出し音も鳴らない沈黙のままで、電話を換えて接触を直した後、知り合いの愛好家から「家族ぐるみで長期間旅行に行っていると思った」と。たいへんご迷惑をかけていたらしい。
       


  
   
2018/7/29  キャリーカート逝く

 蒲郡に向かう往きの東京駅で、カートの持ち手が突然抜けて破損してしまった。ぐは、これから、という時に。それから蒲郡観覧をして帰宅までだましだまし、なんとか持ち帰ったのだが持ち手の伸縮機能が修復不能だった。
 このカートは同型の4台目で、1台目を買ったのは1997年。そして3台目までは早々に次々壊れて行ったのだが、なぜかこの1台だけは耐用年数を遥かに超えて、そして私の花火行脚を15年の永きに渡って支えてくれたいわば相棒だ。たいていのどんな花火大会でも一緒だった。持ち主同様にあちこちガタガタでいつまで持つか?と思っていた矢先。3,000円に満たない製品にしては上出来の寿命じゃないか。永いことご苦労さんだった。
 持ち手を修理すると縮めて収納が出来なくなってしまうが、それで余生を送らせようか。しかし代わりのキャリーは、ほとんどここ10年以上探し求めているが理想の物が見つからない。同型機も見つからない。ネットで探せば無数に出てくるのに理想のそれはずっと見つからないままなのだ。
       


  
   
2018/6/21  RAW現像用のPC追加

 メインカメラがD850になって以来、RAW現像がこれまでのPC環境では厳しくなった。写真1カットのデータが重くなり、現像とファイル変換、レタッチという全ての工程に時間がかかるようになった。それだけでなく頻繁に現像やレタッチ中にフリーズ。これでは撮影枚数の少ないちょっとしたイベント花火ならともかく大きな花火大会一つ分の現像はとても難しい。そしていくつもの写真をいっぺんに開いてのレタッチも厳しい。
 そこで現像とファイル変換、その後のレタッチ作業だけを快速にこなす最新のCPU搭載のPC導入を検討していた。使い慣れたMac環境では最適な新しい商品が出ないのと、まずまずのものは出ていても高価。なのでほぼ半額のWindows環境で物色。使うのは現像ソフトとレタッチ用のPhotoshopだけなのでOSはどちらでもよく、とにかく速く仕事をしてくれるものに限る。
 夏のシーズンも近づく6月中旬になってようやく思い切って注文。土日でセットアップしてなんとか使えそう。馴れないWindows10だが、ソフトを立ち上げてしまえばその中ではショートカットの違いくらいで他はMacと変わらない。OSはSSDに格納され、PC立ち上げもあっという間の快速。
       


  
   
2018/5/12  熱海であわや轢死?花火野郎、九死に一生あるいは危機一髪

事故現場

逃げるように立ち去るその車

枠線内がタイヤの痕跡

 あと1メートル、車が進んでいたら確実に轢かれていた。
 しかも一般道でもなく、入り組んだ住宅街の行き止まりの道で、だ。
 いつもの駅近の撮影場所は高台のそんな一角にある。場所も確保して花火開始をしゃがんで待っていた。そうしていたのは立っていると海風を浴びて寒かったから。
 打ち上げ方向をぼんやり眺めていると、ふと左の二の腕が何かに当たった。なんとそれは車のバンパーで横を見ると目の前にテールランプがどーんっと在った。
「な、!!!」。即座に車がバックで入って来たと察知したが、私が居るのに完全に気がついていない。ミリミリと迫るテールランプを右手で、リアドアの真ん中辺りを左手で、とっさに受け止めていた。そんなことをして車が押し返せる訳も無いのに。そして左手でバンバンッとドアを叩く。それで気がついたのか車は止まった。しかし身体の左脇に置いてあったカメラ機材の入っていたデイパックはすでに左後輪の下に轢かれていた。
 怒り心頭である。降りて来た高齢の運転者はバックするのに事前に降りて確認もしていなければ、運転席から顔を出して下がっても無く、「ミラーだけ見てました、気がつきませんでした」とな。ふざけるんじゃないよ。あとほんのタイヤの直径分も下がったら人を轢いていたんだぜ。狭く雑草が茂って見通しの悪い行き止まりの路地にドアミラーだけで侵入してくるとは。
 車種は見ただけではわからなかったがおそらく無音だから「ハイブリッド」だろう。頬の真横にテールランプが来るまでまったく気がつかなかった。恐ろしい。気がつかなかったら黙って下敷きになっていたところだった。
 幸い身体は無事で、カメラとレンズもタイヤが踏みつけた側と反対に入っていたのでそれも助かった。しかし10センチずれればカメラボディが逝っていた。そしてあと1メートル車が進んでいたらタイヤの下には私の身体が在ったのだ。住人でもないのにこんなところに車を突っ込んでくるんじゃねーよっ。
       


  
   
2018/5/6  今年もオクトバーフェスト

 

   

   

       


  
   
2018/3/31  桜花も盛りを過ぎて

 

   

   

 東京都内で桜の満開宣言が出たら自宅近辺も一気に開花。去る3月24日に始まったばかりの近隣の幸手桜まつりで、24日にはほとんど開花していなかったのに、27日にはあっという間に8部咲き。祭りは4月10日までだが4月初旬までがせいぜいだろう。今年は全国的に咲いてから散るまでの期間が短すぎる。権現堂堤に限っては桜とともに楽しめるはずの菜の花畑の方が、壊滅的に咲きそろってなくて残念。この地に越して来てから20年になるがこんな惨憺たる菜の花畑は初めて見る。
 月末は嫁様と栃木県の足利フラワーパークへ。この時期は各種の桜とチューリップが見頃。陽射しも強く暑い一日。
 驚いたのはなんとパークの目の前に、新しく両毛線「足利フラワーパーク駅」が出来ていたこと(4月1日開業)。これまでは佐野駅側の「富田駅」が最寄りだったが、徒歩10〜20分くらいかかっていた。これは電車で行くにはとんでもなく便利になるなぁ。
 私的には2月から3月のほぼ2ヶ月間はいわゆる就活というヤツで暮れた。春や花火を満喫する余裕は無かった。これまでのスキルを活かすどころか年齢で切られるに始まり、なかなか思うように行かなかったが、続くかどうかはともかくなんとか落ち着き先を得た。過去に従事したことのない分野だけにさて?

  
   
   
2018/1/31  皆既月食の晩
 1月31日は、2015年4月以来約3年ぶりの皆既月食が観られる日だった。しかも今回の月は俗に「スーパーブルーブラッドムーン」と呼ばれ、1月22日に続き、一ヶ月に二度目のスーパームーンの満月。月に2回の満月があると2回目はブルームーンと呼ぶ。さらに皆既中の月は地球の影のせいで赤銅色に見えることからブラッド(血のような)ムーンとされる。これが一度に楽しめる希有な皆既月食だったのだ。
 ところが当日の天気予報は全国的に夜になって「曇り」。半ば観望はあきらめていた。夕刻月が昇ってくると既に雲の向こうでぼんやりと光っていた。それが19時を過ぎると快晴とまでは行かないが、薄い曇り空になり、雲の合間はすっきり夜空が見えるというコンディションになった。
 いよいよ月食が始まり、月が欠け始める頃から、皆既帯に入る直前まで良好なシーイングとなってその全貌を観ることができた。いよいよ皆既食になると見事なブラッドムーンがほぼ1時間続き、やがて元の月に戻る。残念ながら月食の終盤は再び雲が広がりぼやけた状態になったが、予報に反して各地で良好に観られたようだ。
 撮影にも挑んだが、現在は300ミリまでの長玉しかなく、とくにブラッドムーンはピント合わせさえ困難な状況であきらめて、対空双眼鏡で観望するだけに止めた。皆既前は小さい反射望遠鏡の直焦点で撮影できたが、皆既に入ると極端に暗いのでF値が大きく、かつ赤道儀も無い状態なのでアップでとらえての長時間露光は無理。今のところ天体写真の専門家でもなく、機材もないのでそれらはそっちのマニアの成果をネットなどで楽しむとしよう。
         

   
2018/1/23  久しぶりの大雪と水仙まつり

22日午後

どんどん積雪

20〜25センチの積雪

21日の日曜日には

23日大雪の翌日。かろうじて顔を出している。

権現堂公園内。左右は水仙の植生地

 関東地方は久しぶりの大雪。22日昼過ぎから、いきなり降雪で始まった。1時間ほどでみるみる積もる降り方で、これは大雪になると予感した。車を車検に出す前日だったので、何度も車と駐車場の出口だけ雪を退かした。気温が低いのか雪はサラサラで、翌朝になってもサクサクの柔らかい積雪だった。
 車検に出した後、近くの幸手市権現堂堤に向かう。つい先日の日曜に、恒例の水仙まつりを見物したばかりだった。雪と水仙のナイスな写真が撮れるかと思ったのだが、先日までは5分咲きほどになった水仙が楽しめたが、一転して23日は、好天にはなったものの背丈の低い水仙は全てが無惨に雪の下。探しまわっても雪の上に花が顔を出しているのは数えるほど。水仙まつりは2月12日までの予定だが、観光協会の公式ではこの雪で花が倒れてしまったりすると途中で中止になることもあると告知していた。
  
   
2018/1/14  春の先取り

 1月14日は、2年ぶりくらいで熱海海上花火大会に出かけた。海側から撮ってみたかったのだけれど、帰りの足が心配でこれまた久しぶりに車で出かけた。わかっていたことだが、交通費がかなりかかった。花火待ちしている駐車場所近くでは白や黄色のスイセンが見頃になっていて、やはり熱海から伊豆にかけては自宅回りとは気候が違うのだと思った。たまたま日中も暖かかったのだろうが、春の色合いに心が和んだ。
  
2018/1/10  戴いたお賀状

 おかげさまで、今年も煙火店や、花火愛好家氏からたくさんのお賀状をいただいた。次第に年始の挨拶もメールやLINEやそのスタンプで済む時代になって行く中で、こうして紙媒体のご挨拶が届くのはやはり嬉しい。花火の写真や航空機の絵柄のものを並べるだけでこれだけいただいた。もちろん花火以外の干支や昔ながらの賀状の絵柄の物も多くあった。これらを眺めながら今後の観覧に思いをはせ、未知の未踏の大会にできるだけ出かけてみたいが、はたしてどれほど実現できるだろう。私自身の境遇も大きく変化する年なので、そもそも花火観覧という幸せを享受できるかどうか。