2015/12/27  愛機のメンテと

 新宿のニコンサービスにて、D810のローパスクリーニングや、ファームウェアアップデートなどのメンテナンス。このカメラの実戦投入は5月だったけれど、半年強の使用が済んで初めてのお疲れ様メンテ。
 気になっていたのに現ブツになかなかお目にかかれなかった望遠ズームの新製品200-500mm zoomをハンドリング。うーむこれは・・重量と長さが、ちょうど2Lのペットボトルのお茶と同じくらいではないか。空戦で振り回すのは腕力勝負だなぁ。しかし合焦の素早さとVRの安定性の良さには感動した。凄い、最新の望遠レンズはこんなにピント合わせが速いのか!腕力が備わればかなり使えそう。
 メンテの待ち時間に、近くで開催の「秋葉原電気外祭り(あきはばらでんきがいまつり) 2015 WINTER in 新宿」に参戦。これは2009年夏に始まった主に美少女ゲームを取り扱うキャラクターコンテンツ関連のグッズ販売イベント。オタク様達の間ではこの日に続く年末のコミケの0日目という位置づけで、会場内は歩くのも困難な人出。私が着いたのだって11時くらいなのに開場と同時に販売関連グッズ類の大半は売り切れたもよう。いや、何を買うという目的があるわけじゃないが、見通しが甘かったぜ。外は風が強く冷たい日だった。
  
   
2015/12/15  コンデジ買い足し

 コンデジのcoolpix8200を2015発売の最新のS9900に買い換えた。サイズは9900が一回り大きい。8200の十字入力キーのいち方向の反応が悪くなり、頻繁に使用する部分なので修理より新品にと。9900の良い点は背面がバリアブルアングル液晶なのとWifi対応なところ。これでタブレットなど携帯端末に直接画像を送信できる。私の泥機だとお互いをタッチするだけで転送できる。これまでだとUSBケーブルかメモリカードを介した物理接続しか方法がなかったのでありがたい。
 スマホの時代にわざわざコンデジを新しくするのかという声には、やはり画質が桁違い。カメラとしての性能も比較にならないとしよう。ストロボすら無いスマホやタブレットはあらゆる場面の撮影に万能ではないのだ。もちろん画質を問わない。撮った写真はそのスマホの画面でしか見ない。プリントはサービス判以下というならスマホで十分だろう。コンデジをかなり頻繁に使っている私はそうではないのだ。
  
   
2015/12/13  出荷もひと段落

 さて、ようやくカレンダーの出荷をあらかた終えました。カレンダーの制作には写真撮影を抜きにして実質5ヶ月ほどもかかっています。それは写真選定から始まります。
 花火カレンダーは1992年からリリースしています。当時は当然ながら全ての写真がポジフィルムによる撮影でした。そして2011年以降少しずつ、デジタルカメラによる写真が増え始め、最初は1枚2枚でしたが、いつしかそれがポジフィルムの使用枚数に置き換わりました。ポジフィルムの製造中止などにより、1年のうちワンカットもフィルムで撮影をしていませんからそれは必然の事ですが、2016年カレンダーでは使用している13枚は全てデジタル写真になりました。
 印刷屋さんのご協力もあり、ポジ原板というターゲットが無い工程で、その写真の再現性を追求して来ましたがようやく狙い通りの結果に近づいていると手応えを感じます。デジタルの現像とは単にファイルを開くことではありません。データの中から撮影時のイメージを拾い上げることはとても1枚ずつに時間のかかることです。使用している写真のどれもが撮ってファイルを開いたそのまま、というものはありません。また、最新のデジタル現像技術を駆使して作品作りをしています。そこにはポジフィルムでは成しえなかった理想の花火画像があり、ここに最先端の花火写真があるのだと自負しています。
  
   
2015/11/28  紅葉狩り

 カレンダー出荷に車を出したついでに、国営武蔵丘陵森林公園に紅葉狩りに行ってきた。子供が大きくなってからというもの、森林公園に来るのも久しぶりだ。ちょうど「紅葉見ナイト」というイベントも開催中で、園内のカエデ園を中心に夜は紅葉のライトアップも行われる。夢中で撮っていると汗ばむくらいの快晴の日。ひさしぶりにのんびりと花火以外の撮影と森林浴を満喫した。先日長野えびす講で対岸の方でご一緒になった愛好家氏にばったり遭遇。向こうも紅葉撮影の様子。こういう偶然もあるのかしら、と驚く。京都や奈良などの絶景紅葉というわけにはいかないが、撮りに一汗かいて気持ちよかった。
  
   
2015/11/3  入間航空祭

 昨年に続いて、2015入間航空祭に行ってきました。早朝自宅周りは濃霧注意報の通り、50メートル先が見えないくらいの濃霧で電車も遅れました。しかし霧の朝の日は晴天保証?現地では愛知から参戦した花火/自衛隊愛好家氏とご一緒になり、私にとっては2009年以来の超快晴の入間基地で、素晴らしい一日を過ごしました。私は全国各地の航空祭を渡り歩くほどのディープな航空マニアではありませんが、普段花火という夜の撮影ばかりなので太陽の下で撮りに集中できる風景や航空機撮影は実に和むのです。所有レンズが400ミリまでと限界があるので、飛んでいる機体のどアップは無理で、スモークをからめた引きの絵で勝負ってやつ?ひさしぶりに他の基地からゲストで来ているF-2とF-15の帰投まで見てから帰りました。電車に乗るまでも大混雑。やはり日本一の人出の航空祭です。今回はがんばってカメラ2台担いできまして、スター・クロスなど広角装着で引きの絵がようやくゲット出来た次第。
  
   
2015/10/25  初物づくし

 熊谷市妻沼にある、妻沼グライダー滑空場で行われた、「埼玉スカイスポーツフェスタ2015」に行ってきた。車で会場に向かう途中、利根川堤防下の道路で、こんなところに縁石がぁぁぁぁと草に覆われた縁石かコンクリートブロック?に左前輪が乗り上げる感じでヒット。その時点検してなんともなかったが、1時間半ほどの見物が終わって車に戻り、車を出すと、なんだこのバイブレーションは・・・。ハンドルが左に取られるぞ。近くのコンビニの駐車場で点検するとなんと、人生初のタイヤがパンク。そして人生初のJAFコール。せめてGSでもあれば、と思ったがナビで探しても近くには無い。つぶれたタイヤじゃ長く走れそうもなかった。スペアに換えるくらい時間をかければ自前で出来るけどインパクトレンチがあるわけじゃないしなぁ。せっかく会費を払っているのだから、ベテランにやってもらうのも悪くない。やってきたスタッフによるとタイヤはおシャカとのこと。でスペアで帰宅の顛末。下のプリンタといい臨時の出費にツキがない。タイヤ1本だけ買うか・・・。
  
   
2015/10/20  プリンタ故障

 A3対応の大判プリンタが故障。おいおいまだ1年しか経ってないぞ。ブラックインキが全く出力されず、花火の背景が真っ白という異様な出力。ヘッドクリーニングも効果無し。ヘッドというよりそこまでの過程で詰まっているか。ドック入り決定。しかしカレンダー関連の重要な見本プリントなどをおおかた済ませた後で良かった。普通の風景やポートレートのプリントに比べると大量のブラックインキを使う花火写真が原因なのかどうか。このところまとめてプリントしたとはいえA3で30枚もやったかどうかなのに・・・。使用しているのはエプソン製だがつい先日東京の修理窓口が閉鎖されたばかり。引き取りとお届けの便利なサービスもあるが、保証期間をちょうど一ヶ月過ぎたところでこの始末。修理に金がかかるなぁ。こういう大物家電には引き取り修理サービスはありがたいが。
 もう一台、ずっと使っている同じエプソンのA4サイズの複合プリンタがあるが、こっちは1万そこそこの安物なのに故障も無く元気。高価な大判を買ったときに処分するつもりだったが捨てなくて助かった。
  
   
2015/10/17  校正刷りとしらす丼

 カレンダー校正刷りが到着。まだまだ完成まで先は長いけど、まずは一歩。今期はとうとうフィルムによる入稿が皆無。全てデジタルカメラによる撮影の作品になった。再現が気になるところだったが、印刷所のサポートもあり、仕上がりは良好だった。
 校正受け取り後に、藤沢の花火大会に出かける。その模様は観覧記にて。終了後は撮影場所近くのしらす料理専門店で夕食。これが花火に劣らず楽しみなんですね。海無し県埼玉ではまず生のしらすは絶対に無理。この日も釜揚げと生の二食盛りを注文。昨年味をしめた「しらすの沖漬け」はこの日はなくて残念。ごちそうのしらす丼を頬張って素敵な花火の印象と共に満足の帰宅。

  
   
2015/9/28  スーパームーン

 スーパームーンとは、地球から見た月の円盤が最大に見えることで、2015年は9月28日がその日。通常より1.14倍、つまり14パーセント大きく明るいのだとか。おりしも前日の27日は「中秋の名月」、28日は満月。素敵な観望日となったが、27日は月の出の頃は良かったのだが、その後雲がかかってしまい少ししか見られなかった。翌28日は朝から快晴で、晩が楽しみだった。夕食を早めに切り上げて外を見ると月が昇りはじめた頃。それから20時過ぎにベランダに三脚を据えて撮影を行った。現在は天体望遠鏡が無いので手持ちの望遠レンズ使用。最大で400ミリなのでセンサー上での写像の直径はわずか4ミリ。それを拡大して見るわけだから当然画像は荒いし解像度もいまいち。都会に近いからか、天頂まで昇りつめないと見た目にも月に色が付いて見える。だから撮影時の頃はまだ高度が低く若干色づいて写った。前日の27日に雲間の月を狙ったときは23時を過ぎていたので真っ白に写っていた。
 あとは嫁様と一緒に対空双眼鏡で観望したのだが、また雲が流れて隠れてしまった。双眼鏡で観る満月はひときわ明るく眩しく見えた。
  
   
2015/9/19  曼珠沙華祭り

 カレンダー制作作業の息抜きに、近隣の幸手市権現堂堤で行われている、「曼珠沙華祭り」に嫁様と行ってきました。満開の彼岸花が見事でした。昨日までぐずついていた天気でしたが、本日は快晴。歩いて見て回っている日向では汗ばむくらいの陽射しです。まだ咲き始めの場所もあり、花は1週間くらいは十分楽しめそうです。この場所では早春の水仙祭りにはじまり、桜、紫陽花、彼岸花と花まつりが続きます。最混雑時の桜の頃以外は駐車場も無料。彼岸花は自生ではないですが、よくぞこれだけ見事に咲き揃わせているものと感嘆します。堤の南がわほど密度が高くて、撮影等には好ポイントが多いと思います。この日は愛好者たちによるなんらかの「コスプレ祭り」も行われていたようで、侍、甲冑姿のコスプレイヤー達があちこちで彼岸花をバックにポーズを決めて写真を撮っていました。
  
   
2015/8/25  リモコン改良後の経過リポート

レリーズの信頼度をアップし、リモコンの寿命を延ばす?改良をしてみた。
  
夏シーズン前にリモコンのメンテと改良を施した。今日まで夏期シーズン使ってきてみてその途中経過報告。力を入れすぎ、との指摘もあるが、私はレリーズ時の親指の力が強くそのせいかいくつもリモコンを駄目にしてきた。銀塩のレリーズは物理的に「押し込む」ことでレリーズするので、軽い電気接点の今もその癖が抜けないらしい。
リモコンの中はどうなっているかというとたいていは3枚重ねの接触端子が上から順に導通して行く仕組みになっている。面白いことにこのユニットはどのメーカーのリモコンを買ってもほとんど同じ部品を使っているのかと思うくらい同じだ。シャッターが切れることに関係しているのは2番目と3番目の金属板。1-2枚目はいわゆるシャッター半押しと同じ。でも3枚とも導通しないとシャッターが切れない(上図)。
花火撮影時にリモコンがどう使われるかというと、チョイ押しは少なく、長時間押しっぱなし、あるいはロックしていることが多い。その分接点の金属板は曲がりっぱなしの負荷がかかるわけで、わりと短期間のうちに曲がり癖がつくのではないかと考える。板は面でなく図のような突起による点接触なので0.01ミリでも隙間が空けばもう導通しないから、不具合の要因はこの3枚重ねの接触端子で起きていると推察。ほかにはケーブル内の断線やコネクタの不具合。樹脂ボディなので、ロック機構が摩滅により駄目になるなどが考えられる。
   
改良点は。3枚重ねの接触端子の下側の隙間にスポンジなどのクッション素材を付け足すこと(下図)。これにより、ボタンを押したときに、一番下の接触板の下側から支える形になる。つまり上下から端子板を同時に押さえることでより確実に接触させようというわけだ。ホームセンターなどで片側が接着面になっているスポンジ素材が色々な厚みで売っているので、それぞれのリモコンの一番下の接触板とボディとの隙間に合わせてカットして高さを調節、あとは貼るだけだ。ちなみに私の使用したクッション素材は、「粘着EPDMスポンジゴム」というもの。不具合を起こした後なら、各端子板の接触面のクリーニングもしておこう。
通常は下側の接触板は自己の反発力だけで接触するだけになる。板がへたってきたり、曲がってしまうと接触不良になる。
この改良をいちど接触不良を起こし、廃棄しようとしたリモコンに施したが、今期の夏の撮影でそれは一度も不具合がなく良好に使えている。同時に他のリモコンや新品のものにも最初から改良を加えた。