花火野郎の観覧日記2024

観覧日記その12 11/23
第119回 長野えびす講煙火大会

  
長野県・長野市

 朝から住処の関東圏はどんより曇り空。小雨もパラついた。途中上信越道の碓氷軽井沢を過ぎるあたりから青空が見えるようになり、長野県側は綺麗に快晴だった。紅葉の山肌が美しく、見れば彼方の北アルプスは真っ白に雪化粧していた。その端に見える槍ヶ岳が遠い記憶と共に懐かしい。
 長野で料金所を通過し、「ぐ・・・」。そうか、土曜を入れた三連休だからETCの割引無し適用の日か・・・。痛い。
 北向きの風予報だったので、今回も昨年と同じ場所からの観覧。仮三脚を持って現着すると予想外に誰も居ないし場所取りもなかった。別の観覧場所も検討してあったが、翌120回大会用に温存することに。
 もちろん全く同じではなく、数10メートル変えているのだが間合いを考えると誤差の範囲。それでも花火の出所や前景などは微妙に変わる。
 昨年は他に撮影する人は少なかったが、今回15時過ぎに早めに機材を運んだタイミングでちょうどロケハンに来た古くからの知り合いである長野在住の愛好家と4年ぶりに再会することができて嬉しかった。その後も知り合いの愛好家が車で上がってきたりして昨年はできなかった花火談義ができて楽しい待ち時間だった。
 暮れなずむ空は少し焼けて美しい夕景。良い花火の晩に今年もなるだろう、と「この時点では」思っていた。
 今回は喘ぎながら三脚を2本運び上げた(この時期なのに大汗、しかも一回で上げきれずダブル歩荷という始末)。カメラ2台で単純に縦と横で2台体制。レリーズをワイヤレスにしたので、2台はシンクロして同時にシャッターが切れる。
 進行はFMぜんこうじの実況放送でばっちりだ。この日はもちろん冬用装備だが暖かいのかネックウォーマーなんかしていると暑いくらいだった。
 17時30分からレッドクリフによる長野オリジナルのドローンショー。見たところ花火は抜きの展開かと感じたが、ラストに「WELCOME TO NAGANO」と文字が浮かんだ直後にワイドスターマインで締め括った。もちろん昨年の経験から撮影は逃さない。本割の打ち上げは18時から。しかし開始のプログラム特別大スターマイン直後から異変に気がついた。
    

好天の秋空

暮れなずむ長野市上空

スペシャルドローンショー

特別大スターイン
県歌 信濃の国
信州煙火工業株式会社

特別大スターイン
県歌 信濃の国
信州煙火工業株式会社

特大スターイン
株式会社紅屋青木煙火店

特大スターイン
株式会社紅屋青木煙火店

特大スターイン
株式会社紅屋青木煙火店

ミュージックスターマイン
信州煙火工業株式会社

ミュージックスターマイン
信州煙火工業株式会社

10号玉
信州煙火工業株式会社

百花繚乱
特別大スターイン
株式会社紅屋青木煙火店

百花繚乱
特別大スターイン
株式会社紅屋青木煙火店

10号玉
株式会社紅屋青木煙火店

ミュージックスターマイン
株式会社紅屋青木煙火店

Special Thanks
特大ワイドスターイン
信州煙火工業株式会社
株式会社紅屋青木煙火店

Special Thanks
特大ワイドスターイン
信州煙火工業株式会社
株式会社紅屋青木煙火店

Special Thanks
特大ワイドスターイン
信州煙火工業株式会社
株式会社紅屋青木煙火店
    
 上空の煙はゆっくり向かって右後方に流れ、北東から東北東のいい感じの向き。しかし河川敷近くには低空の星打ちから発生した煙がいつまでも残っている感じだった。下の方は風が無いのか?この時点から10号開花域と地上近くで風向きがほとんど正反対に近く変わっていくのだった。
 その後も最初のミュージックスターマインなど発煙の多いプログラムの煙が地上から3号、4号の開花位置に厚く滞留し次第に下の方が見えなくなっていった。これは長野えびす講ではめったに無い南混じりの風か。予報とまったく違うじゃん。この晩は気温が8度前後と長野市としては暖かい方らしい。過去の経験からえびす講はきりきりと冷え込む方が観覧条件が良いのだ。今夜はダメだな、と早い段階で諦めた。昨年がどれほどいい条件だったのか。
 FMのアナウンスでも繰り返しもう少し煙が、風が、とぼやいていたのでメイン会場はけっこう厳しかったのかな。それでも当初7号、10号あたりは低く厚い煙の層を突き抜けてその上のクリアな空間で開いていたがそれより下での開花は次第に霞んでいく。花火の色合いも一部煙のベール越しだから薄茶色に色づいて残念な有様。
 実況放送でのミュージックスターマインの楽曲のシンクロ具合が良いので、会場で観ているように楽しめた。うーん両煙火店ともシンクロ技術を競うかのような昨今の超絶テンポが速く一小節あたりの音符がめっちゃ多い楽曲を使い、一音一音に花火を見事にシンクロさせているのは凄い。けど、私的には曲自体が好みでないし、もっとスローで、雄大とか厳粛とかそういう楽曲がいいなぁ。というのも観ていて思うのは、花火玉ひとつずつを見せる、というより音符に合わせること優先で速く速くと打ち急がされているようで、この速さと単位時間あたりの物量では、点火と開花タイミングが全てで一つ一つの玉の出来なんかもうどうでもいい気がして。しかも上空に上げる玉が極端に少なく、上昇時間がかかり、開発タイミングが合わせにくい大玉は省略というわけで低空でわしゃわしゃやって終わり、という感じ。というか音符が多い曲はバラードなんかに比べればそれだけ玉数も必要だから、全体予算を考えると星打ちや小玉が多くなるのは必然か。
 終盤の10号の都合15発連続打ちは久しぶりに私にとってのえびす講らしい素晴らしい打ち上げだった。
 序盤、中盤と低空の煙は左方向に広がったから地上付近の風は南西方向なのかな。それが次第に半時計回りに向きを変えていって、終盤のプログラムの頃には、向かって一番高い建造物に見えるNTTコムウェア長野ビル屋上の紅白の鉄塔先端にある航空障害灯を超える高さまで発煙に覆われてしまっていた。私は昨年画角に入れていたので今回は花火にあまり絡まない程度に外す構図にしたのだけどそれが幸いしたか煙に霞んでしまってはなぁ。このビルは打ち上げ場所の北北東方向にある。つまり煙を押し流す風は南西から、南方向。低くそして厚みのある発煙の塊が雲海のようにゆっくりと市内に広がったのだ。この煙の層は地上150メートルくらいの高さか。
 後日ネットでさまざまな写真を見ると、私の居たところよりもっと視点が高い場所(もっと間合いが遠くなるが)なら、たなびいていた発煙帯のさらに上から覗くような格好で少しスッキリ見えたみたい。雲海を上から見る感じか。
 最終撮影カットが前回より10分ほど押して19時28分になっていた。今回は機材も多いので昨年以上に慎重に坂を下り積み込み。丹波島橋直前まで少し詰まっていたが後は順調。高速INは20時20分。横川SAで遅い夕食と休憩を入れて帰宅は23時20分。この観覧が今年最後になるだろう。
 

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