花火野郎の観覧日記2025

観覧日記その4 7/26
ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会

  
新潟県・柏崎市

    

オープニング花火 扇の舞

海空中スターマイン
レッドオーシャン

尺玉100発一斉 其の1

笑顔咲く虹の花

〜ブルボン新たな100年へ〜

尺玉100発一斉 其の2

海空中スターマイン

三尺玉2発同時打ち

柏崎市民の心意気

尺玉300連発

尺玉300連発
    
 この大会も2006年以来だから19年ぶり。「ぎおん柏崎まつり」の花火大会は祭り最終日の7月26日固定になっていて平日に当たることが多く長いこと観覧できなかった。日曜開催になっても翌日の仕事を考えると無理だった。
 最初の観覧は1993年。その年は未曾有の冷夏。関越トンネルの向こう新潟には夏があった。日本海を見るのも初めてだった。観覧場所に現着したのがなんと17時で、それでも自由に撮影場所を確保できたのだからのんびりしていた。
 近年の花火ファンはご存知ないかもしれないが、当時の担当煙火店は長岡花火で有名だった嘉瀬煙火工業と地元の柏崎煙火。三尺玉は3発あって、ベスビアススターマインや新潟県内の海岸の花火大会では珍しくない海空スターマインもすでにブログラムにあった。この頃すでに海花火、山花火、川花火の三大花火と呼ばれていた。そして今もある柏崎市民一同、というプログラムがものすごく豪華だった。
 現在の片貝煙火単独に変わったのは1990年代終盤か。2000年に観覧した時はすでに片貝煙火になっており、その年、柏崎市市政60周年を祝っての未曾有の「尺玉600連発」が花火史に残る伝説的な打ち上げとして知れ渡った。その後現在の300連発になってプログラムに残っている。2000年のこの頃はまだ尺玉100発一斉打ちは無かった。
 当初はもっぱら列車での観覧。利用していた駅前のホテルはやがて予約できなくなり、夜行寝台列車などで帰っていたがそれも消滅。そして長いことご無沙汰になった。
 久しぶりに土曜開催となり、26日は数多くの花火大会が同日開催となっているが、私は土曜にしか来られない柏崎を迷わずチョイス。地元のホテルは相変わらず取れないから、車で行ってそのまま帰るとして、駐車場の予約だけはしておいた。脱出を考えて、駐車場は柏崎駅の反対側。以前は列車で来て駅から会場まで歩いていたのだから問題ない距離。
 柏崎は何度も撮影しているから場所感はある。そして撮影候補地を目的地に、夜も明けないうちに車を出す。一抹の不安はその時間でも観覧場所を確保できるのだろうか、という一点。直前にプログラムもネット公開され、駐車場所も良し不安要素は観覧場所のみ。
 しかし20年近く経って他の花火大会も重なっているのに現地は思いもよらない場所取り状況だった。もちろんキャパは十分な砂浜だから、観るだけならいくらでも場所はある。しかし撮影とか動画とか配信とか、そして、視界にあらゆる障害物がないとかとなると余所者が当日いくら早く到着してもまったく完璧に歯が立たない。土曜であるからなおさらに。近くには場所取りに来た車が多数駐車中。離れた公園の駐車場にはずらりとキャンピングカーまで並び、なんとも出足が早い。
 私とて夜通し走って相当早くに現着し、シートと仮三脚をもって小一時間うろうろしたが、当初撮影を予定していた場所は軒並み三脚の脚一本も入る余地が全くなかった。長年の経験からたいていはどこかに隙間があるはず、と探しまわったが徒労だった。早朝から無駄に大汗かいて疲れただけだった。やっと確保できた場所は、なんと懐かしい。この柏崎まつりに初めて来た時に撮影したポイントだ。しかし、そこもすでに先客が場所取り済みでその端っこに確保したものの傾斜地で足場が悪く暫定確保。暫定というのも、そこからだと現在の設置では海空中スターマインは筒先と開花の方向が同一。つまり真後ろから見ている位置になる。これでは名物の意味がない。
 現在は当日午前7時場所取り解放(以前は8時だったかな)、という観覧区域が有料席エリアの隣にありそれは良い場所だが、そこを確保するための待機行列ができており、聞いた範囲でも当日“午前4時半”にはすでに300人ほどが並んでいたという。その待機列を午前6時半頃に見たけれど最後尾がどこだかわからないくらいの超長蛇の行列で参戦は諦めた。どうやら前の晩どころかさらに前から行列の場所取りをしていたらしいから余所者には無理な話。ちなみに当日解放の区域に事前場所取りはできないようだ。
 撮影が目的で、構図にこだわりがあるような方は(撮れればそれでいい、という人を除く)、土曜開催日にはまず撮影場所確保は地元に知り合いがいて場所取りを依頼できるのでなければ、当日到着などという状況ならまず自主的な希望の場所は無理と言っておこう。
 そんなこんなで午前7時には、撮影場所も決まらず疲れて打ちひしがれていた。そして仮駐車していた車を予約駐車場に移動する。休憩してから午前9時を過ぎて機材を運ぶ。暫定場所は傾斜地なので背の高い三脚が必要だった。直前にネットにも公開されたが、大会本部で冊子のプログラム誌を購入。
 その後紆余曲折というかいろいろあってなんとか別の地点に撮影場所を確保できた。この確保は運と経験則によるもの。暫定ポイントは向かい角度もさることながら、やはり足元が安定せず不安なので仮三脚やシートを回収。今回の撮影場所も背の高い三脚と踏み台が必要だった。だから運んだ三脚はそのまま役に立った。そこから事前に画角をチェックする。日中でもその防波堤上に、2本づつ立ち並ぶ100発一斉の尺筒が目視できる。1500メートル幅は16ミリで左右は余裕。離れているので根元が全部入るなら開花位置はそんなに高くないので確実に撮れる。むしろ尺玉300連発の右端が、筒群が見えるくらいの接近戦で画角的にギリギリか。
 建立後は夕刻になるまで柏崎アクアパーク内の日陰にチェアリングしてずっと過ごしていた。吹き抜ける風が快適で涼しく、ビールと昼寝が早朝からの疲れを癒してくれた。
 撮影場所には16時過ぎて、機材を移動するがちょうど真向かい、100発一斉防波堤の真ん中に陽が沈んでいく。つまり焦がされる位置で、またまた日陰で待機。朝からドタバタで消耗している私がいる。しかし今回の観覧場所には知り合いを含め愛好家が多く集まり、歓談やらご無沙汰のご挨拶やらとても楽しく過ごさせていただいた。
 日没後気温が下がって元気を取り戻し、久しぶりの柏崎に胸が躍る。カメラは1台に集中。というか踏み台に乗るような背丈の高い三脚は1本しかないから。16mmからのズームを使いそれ1本で撮り切った。日中に設置を見れば良くぞこれだけと感嘆するほどの筒数。猛暑の新潟。立ち並ぶ打ち上げ筒にその設置作業に頭が下がる。きっと良い打ち上げに違いないと期待して夜を待つ。
 片貝煙火は以前より、玉の種類も増えて充実の打ち上げだった。1500メートル幅の100発一斉を最初に観たのは2005年だったが、以前は一度きりのそれが現在は2回。それも連続して打っていたのを分けて2回のプログラムにしているのは評価できる。
 私は過去にすでにそれを見ているが、三尺玉も久しぶりに(9年ぶりということ)2発同時打ちになった。100発一斉の防波堤に日中から三尺の筒が見えて期待が高まった。
 風は日中は気持ち良かったものの、北西風でこれは観覧席モロ下。その後17時過ぎからは西風に変わり、煙は停滞したもののまったく無風ではなく、順風ではないが全てのプログラムがまずまずよく見えた。
 最後の方のプログラムで、いくつか不具合と仕切り直しがあり、終了はわずかに押して、最終カットは21時11分。
 そこから速攻撤収して、駅の向こうの駐車場まで歩き、積み込んで出発。カンで走らせたが、あとでプログラムを見ると渋滞回避おすすめルートだった。柏崎ICには22時少し前に入れたから思ったより早かった。帰宅は仮眠休憩を挟んで1時30分だった。前日ほぼ同じ時刻に出発しているのだから長い長い24時間だった。場所取りには途方にくれたが、まず無事に観覧と往復ができたから結果オーライか。

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