花火野郎の観覧日記2020

観覧日記その1 1/2
ツインリンクもてぎ 花火と音の祭典

  
栃木県・茂木町



北側、新設のSKY DECK

北側ペアー席

撮影場所から
    

第1部 New Year Celebration
〜幕開け〜

第2部 Believe〜信じること〜

第2部 Believe〜信じること〜

第2部 Believe〜信じること〜

第3部 Winter Gift
〜森の奏でる旋律〜

第3部 Winter Gift
〜森の奏でる旋律〜

八重芯

三重芯

四重芯

第3部 Winter Gift
〜森の奏でる旋律〜

第4部 Sunrise〜日出る〜

第4部 Sunrise〜日出る〜

第4部 Sunrise〜日出る〜

第4部 Sunrise〜日出る〜

第4部 Sunrise〜日出る〜

第4部 Sunrise〜日出る〜

第4部 Sunrise〜日出る〜
    
 宇都宮で愛好家仲間と落ち合ったのだが、その時点ですでに入場していた愛好家から、これまで冬公演で撮影場所としていたエリアが使えなくなっている、観覧席付近での撮影には有料席を購入する必要がある、という仰天の情報が入電していた。
 14時過ぎに現地に着いてロケハンしてみると、グランドスタンド北側のコース沿い最上段には「スカイデッキ」「ペアー席」という有料席が新設されてチケットが無ければ入れなくなっていた。そしてそのチケットは当日ではすでにSOLD OUT。
 事前に有料席販売について公式を見ておけば良かったが、冬公演ではこれまで有料となっていなかったエリアだったのでびっくりだ。これで冬公演もスタンド近辺で花火に相対したエリアでは無料で見られる自由席は無くなったことになる。
 仕方なく同道した一行全員で700円なりのA席チケットを購入した。そしてまずグランドスタンド、VIP席の下部にあるA席に入ってみる。最上段後方のスペースは三脚エリアとベビーカーエリアに分けられていたが、三脚エリアにはすでに刺す余地がないほどびっしり三脚が立ち並んでいた。開場時間の午前10時に入った仲間によれば、その時点でかなり出足が早く三脚で埋まっていったらしい。冬公演の茂木の撮影場所確保がこんなに早いとは前代未聞。
 せっかく有料席を買ったのに三脚を立てる場所がもう無かった。無理矢理ベビーカーエリアに立てる輩も居たが・・・。もっとも隙間無く三脚が密集していたのは花火に向かってセンター付近。以下の理由でこの辺りでの撮影はながらくツインリンクに通っている私も一度も無い。
 スタンド南側のA席ではまだ余裕があるらしいとの情報でそちらに向かう。果たしてまだ選べるくらいには空きがあったのでそのまま撮影場所とした。開催時間の風向き予報では難アリなのと、北側から斜めに狙うよりもより広角レンズが必要で画角に余裕が無いのだが、この日はメイン観覧席近辺では「他に選択の余地が無い」ので仕方ない。それでもセンター付近で撮るよりは斜めに引いた間合いなので手持ちレンズの画角に収まってくれる。
 茂木の撮影の上での注意点というか特徴は、グランドスタンドを中心とした有料観覧場所の列に対し、花火設置列が平行ではない、ということがあげられる。花火までの距離が、スタンドの北側ではつまり向かって左端は観覧場所に最も近く、南側、打ち上げ列の右端では最も遠い。これは茂木サーキットの売り物であるオーバルコースが北側の方がコーナーの直径が小さいという変則的な楕円の形をしているためだ。ホームストレートに沿って設けられたグランドスタンドに対し、バックストレートに沿った場所に設置される花火は斜めに相対する。スタンドの左端、中央、右端とこの3地点では同じ打ち上げ列に対し画角が違ってくるわけだ。
 北側左方向から斜めに打ち上げ方向を見ると、一番画角が狭くワイドでの打ち上げ幅が収まりやすい。反対側の右端がその次でグランドスタンド一帯つまり打ち上げのセンター付近では一番画角が広くなり厳しくなる。幅に加えて茂木では花火設置列は観覧席よりずっと下側にあるので、常に見下ろしという具合に視点が高い。センター付近では河川敷で行われる花火大会などのように見上げて撮るよりも天地方向の画角もきつくなる。この一帯で全貌を収めるには魚眼かそれに近い超広角が必須になってしまうのだ。
 三脚を置いてしまえば、遅い昼飯を取ったり、愛好家達と新年の挨拶&歓談、というように時間をつぶす。日中は比較的暖かかった。
 日が落ちるとやはり冷え込んで来る。それでも用意していたダウンパンツを履くのを忘れるくらいの気温だった。風向きは日中北北西くらいの横風だったが、日没とともに東が入り始め、開催時間にはグランドスタンドに向かって来るようなよろしくない風に変わった。花火の背後は昨年同様に快晴で、星々が綺麗な晩になった。
   開始間際になるまでにガラガラだったA席にはかなりの観客が着席した。三脚エリアはA席最上段のすぐ後ろになるが、こんなに多く着席したのはあまりなかったように思う。前にずらりと着席されると意外とその頭の位置が高く、かつその状態でスマホなどを掲げて動画を録ったりするのでそうした場合にも超広角を使った画角に写り込まないようにカメラ位置はかなり高く設置した。背の高い三脚と踏み台を使いたいところだが、人の車に乗せてもらうに手持ちの機材には限りがある。
 それでも三脚だけは2本持って来た。カメラも2台。内訳は16ミリまでのズームで縦位置専用。14ミリの単焦点で横市固定。昨年と同じ体勢だけど、南東側のA席スタンド上という画角広めな位置なので、縦位置はワイドで打たれるとみちみちの構図だった。
    
第1部 New Year Celebration〜幕開け〜
第2部 Believe〜信じること〜
第3部 Winter Gift〜森の奏でる旋律〜
第4部 Sunrise〜日出る〜
    
 花火は以上のような4部構成だった。使用玉も打ち上げも素晴らしかったが、各パートの特徴やメリハリが昨年比でいえばあまり感じられなかった。つまりどのパートも似たような感じで推移した。予算の関係もあるのだろうが、昨年は相当数取り入れたパドックレーンでの星打ちや庭園花火といった曲打ちの仕掛けものが今回一切無かったのも要因か。かわりにスタンド前のオーバルのストレート部にサーチライト的な灯の演出を何箇所にも仕掛けていた。この光が客席に向けて斜めに照らしたことと、風向きにより煙が客席に向かったことで、この光が帯状に浮かび上がり、かつ客席向きだったのでいささか目障りだった。ライブコンサートなどでサーチライトの演出を利かすために薄くスモークを張るのと同じ現象だが、背後の花火が見えにくかったのでは?と考える。
 花火はトータル30分余、車は東ゲートから出るように誘導されたおかげでスムースに場内脱出。思いのほか宇都宮駅に速く着いた。
    
    

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