花火野郎の観覧日記2019

観覧日記その8 5/26
小貝川フラワーフェスティバル2019【地域振興】小貝川花火打ち上げ事業

  
茨城県・下妻市

  

ポピー畑







 

 

    
 まるで真夏の花火大会の日のように猛暑の一日だった。自宅からは車で50分ほどの距離。現地にはもうフラワーフェスティバルが店じまいを始める、といった頃に到着。かんじんのポピー畑は花がそこそこいい感じに咲き揃っていた。隣のキンセンカの畑も過去に見た中では一番花が多かった。スタッフによるとかつてはポピー畑は現在の4倍以上の面積だったという。
 ポピー畑を前にロケハンし、花の咲き具合とか検討して立ち位置を決める。前景に花を配するのはいいけれど花に近すぎると花火にピンを取れば花はポケる。一番手前の花とはそこそこ距離を置かなければならい。
 車から機材を運ぶ頃、気がつけば、花畑の一番手前の縁はずらりとびっちりと三脚の壁になっていた。これは過去一番の壁か。それはそれとして目の前には先の方までポピーが展開している。花火の打ち上がる根元の方までずっと続いている。花火とともにそんな光景を表現したかった。ライトアップもされていない花畑を抽出するには方法はいろいろ在るけれどどれを使う、あるいは組み合わせたら最善だろうか。16ミリの超広角で撮っている範囲をまんべんなく露光するのは難しい。とくにストロボ光は驚くほど狭い範囲しか照射できないのを過去の同じシチュエーションで懲りているから使わない。LED光照射は、意外と花がまるで造花畑のように極彩色に写るから、自然な色合いに調整しなければならない。これまでまぁ花が疎らな時も、いろいろやったけれど自分としては出来映えがいまいちだった。今回は賛否両論あるだろうが、私としては手間のかかっただけのまずまずいい感じかな、といったところ。PCのディスプレイでの仕上がりを見て、うん、そう私はこんな風に撮りたかったのだ、と合点がいった。
 花火は尺の1発がなかなか良い玉だったけれど、花畑主体のフレーミングで上が見切れた。相変わらず音楽を伴うワイド仕立ては楽しませてくれた。

    

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