花火野郎の観覧日記 2018

観覧日記その7 3/17
苗場スキー場、ゲレンデ打上げ花火

  
新潟県・南魚沼郡湯沢町


快晴の苗場
   

ナイター時間

撮影場所


   
 15時過ぎに現着。どピーカンというか、終日快晴という新潟にしては希有なコンディションだった。高速の通行料は片道1,510円だけど駐車場は土日だから有料で1,000円也。
 撮影場所は、ストリートビューで割り出して前回ロケハン済みだが、その時には除雪された雪が分厚く寄せられていて使えなかった少し視点の高い歩道の部分。雪の壁もずいぶん解けてようやく歩道として機能していた。それでも3脚の脚1本くらいは車に積んである雪スコップで除雪して、歩道の敷石に直接3本の脚が乗るようにした。
 一番背の高いプリンスホテルタワー棟に灯る部屋の灯りもやはり平日より多くて華やかだった。
 20時にナイター営業が終了し、花火の前の松明滑走は20時15分くらいからだった。いつの間に上がったのか、照明が落とされると待機していたスキーヤーが松明を手に順次滑り始めた。公式HPに例として載っている写真を想定していたのだが、実際はそれと大きく良い方向に違っていた。ゲレンデのそれぞれ別で、開始位置も高さも違う3箇所3方向からスラロームしながら滑り降りて、ホテルタワー棟辺りを目指してひとところに集まる、という感じ。選んだ場所からはそれぞれの光のラインがよく見えた。ゲレンデ内ならともかく、ホテル群を挟むと位置によっては建物の影になってこの3本の松明滑走の一部が隠れたり、見えなかったりするだろう。
 滑走が終わるとほどなく花火開始。事前に場内アナウンスでは今夜の花火は3箇所打ち、と言ってたけれど、センターは前回の位置というのはわかったが、3箇所目がどうにもわからなかった。わからないまま前回のようにぶっつけ。
 打ち上げはセンターと右側の2箇所で交互にあるいは同時に進んだ。そして肝心の3箇所目は、思っていたのとぜんぜん違って、向かってかなり左方向。最初の構図では星の端っこしか写らず、フィナーレの3箇所打ちだけ、カメラを振って構図を調整しなければならなかった。しかし振った方向には駐車場を照らす照明ががつんと入り、ゴーストが入るのを余儀なくされた。
 のちに苗場スキー場公式の写真を見ると、一番左(南)側が一番低い位置での打ち上げで、右(北側)にいくほど高くなって全体で右斜め上がりに配置されているようだった。
 3カ所打ちは本当に最後の最後だけだった。物量としては毎回花火イベント開催に使うセンター位置がもっとも多く、右端がその半分以下。左側はラストの3箇所打ちの時だけ。という内容。これら3箇所全てを苗場のホテルにも遮られないで写せる場所はあるのだけれど、そちらを選ぶとおそらく3方向から滑り降りてくる松明滑走がほぼ1本に重なってしまうと考えた。花火に添える絵として希少な松明滑走は、苗場スキー場ではシーズン中に大晦日とこの3月17日の2回しか行われない。ゆえにこの晩の撮りでは、「花火の配置や見え方よりも、松明滑走の展開具合というか、その全体がよく見えるであろう位置を優先して選択した」ということになる。
 帰路は2時間30分で帰宅。

    

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