花火野郎の観覧日記2017

観覧日記その28 12/16
有明・冬フェス2017 東京国際プロジェクションマッピングアワードvol.2

  
東京都・江東区有明


Dreaming
八多摩模様/多摩美術大学・
日本工学院八王子専門学校

Come on-四季の世界-
アントルメ/大妻女子大学

篝火狐鳴(こうかこめい)
如月駅/日本工学院八王子専門学校

カレーどろぼう
西千葉Lab/千葉大学

sweets space dog fight
mappi/多摩美術大学

BLACK
サプライズ松本/
デジタルハリウッド大学

Life Cycle/mir.a.qui
New York University Adu Dhabi

   
 国際会議場前現着は14時40分頃、この日、京浜東北線で架線事故があり、東京から横浜間で多くの路線が不通になった影響で少し時間がかかった。復旧には7時間以上かかったのだ。会場になる国際会議場正門前広場はまだイベントに向けてスタッフが準備の最中だった。広場後方左右2箇所に投影用のプロジェクターを各4台を納めた大きな投影機の箱が置かれていた。
 広場全体をロケハンしてから端っこに場所取りしておいた。とはいえまだ打ち上げ船が来ていないので花火の位置は推定だ。私が着いてからぼつぼつ三脚が増え始めたのでまぁいい頃合いに着いたわけか。
 プロジェクション・マッピングアワードは、全国から予選を勝ち抜いた、大学、大学院、専門学校の今期は11チームが対抗による作品上映会を行い、映像関係の第一線で活躍する先達の審査を受け、優勝者を決めるというもの。上映会のラストに、花火とプロジェクションマッピングのコラボレーション作品が披露される。つまりこの花火部分が、私としては狙いのわけだ。ビッグサイト入り口の特徴的な逆三角形を二つ並べた正門のその2つの三角形をスクリーンに見立てて作品を展開する。三角形を巧く活かした絵作りやストーリーが試される。
 昨年は第一回目のこのイベントを知らず、つまりこのラストの花火にだけ、レインボー花火で待機していたお台場で反応した。ちょうど打ち上げ方向に建物があって花火はまったく見えず音だけだった。
 アワードの上映に先立ってプロによるエキシビジョン作品が18時より投影された。私はこういうのを見るのは初めてだし、撮るのも夜景やイルミネーションとは違うだろうと、エキシビジョンの間に、あれこれ最適な撮影方を試してみた。作品はCGを駆使した動画仕立てだから、これは記録するにはビデオ向きな対象だ。スチルだとうまく絵が静止した瞬間に撮っていかないと流れて絵柄がわからなくなる。そこで感度を上げて高速シャッターでいけるかと思ったが、試した結果意外と投影された絵は暗く、よほど感度を上げないと無理で適切ではないと思って別の方法で撮った。戻ってからPCでチェックするとマッピングはなかなか綺麗に写っていた。
 対抗上映は17時30分から18時30分まで順次行われ、それぞれに工夫があって楽しめた。やはり良い感じの作品はこちらの撮る枚数も増えるのは花火と同じか。カメラは1台きりで大勢が立ち見する中での撮影ということで踏み台を用意して、頭一つ抜ける高さにカメラを設置して撮影。画角は16ミリで花火が正門と一緒の画面に入る。
 最後は花火と投影が一緒に行われた。花火はせいぜい4号だが、そこそこの物量を5分ほどで打ち上げた。花火だけなら正面広場を出た方が遮ること無く見られる場所があるので、次回があればこの花火を利用した別の写真を撮る方法もあるだろう。
 花火終了は18時40分でそれからお台場レインボー花火に向かう。昨年より花火終了が遅いためこのはしご観覧は成り立たないと思ったのだが、プロジェクション・マッピングの待ち時間に近くの撮影ポイントを下見しておいたため。移動はゆっくり歩いて10分足らず。無事にはしご観覧は成功し、新しいポイントで撮影できた。

    

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