花火野郎の観覧日記2017

観覧日記14 7/30
第35回 蒲郡まつり花火大会

  
愛知県・蒲郡市



開幕10号10発

三尺玉1発目
昇り曲導付紫小花入り銀閃菊

全国10号 尺玉ニッポンプライド
昇り曲付市松牡丹 株式会社マルゴー

大スターマイン・夢に向かって

ワイド!ワイド!ワイド!

ワイド!ワイド!ワイド!

水上打ち込みスターマイン
The Glittering Jewelry

三尺玉2発目
昇り曲導付彩色千輪菊

大玉連発

三尺玉3発目
昇り曲導付彩色小花入り錦冠菊

海上地割れスターマイン
Half & Half

特大スターマイン・蒲郡の鼓動

特大スターマイン・蒲郡の鼓動
    
 名古屋からは東海道線快速で40分くらいなので、ゆっくりと蒲郡に向かう。今年も縁あって見に来ることができたのは嬉しい。打ち上げ時間まではいつもどおり市民会館の中で座って休息に努め長い時間を過ごした。午は近くのSC、APITAに買い出しに行ってまた市民会館で食す。今日は私自身が歩き回ってないせいか不思議と知り合いにはあまりお目に掛からなかった。それとも皆さん、豊田の方なのだろうか。
 常に愛好家にどちらを観覧すべきか、で悩ませる蒲郡と豊田。同日開催だから仕方ないとはいえ、どうしても私どもはどちらかを選択せざるを得ない。しかし比較は難しい。予算を抜きにしても同じなのは開催日だけで、豊田は磯谷煙火店や紅屋青木煙火店を筆頭に芸術協会同人クラスの実力煙火業者が集結した大会。かたや蒲郡は、三尺玉や10号玉10発でゲストを呼んでいるものの、他の打ち上げ全てが加藤煙火1社によるものだからだ。
 しかしこの蒲郡のパフォーマンスを1社で見せていることには普通に驚かざるを得ない。煙火店が1社ならたいていはものの15分で持ち玉が一巡して同じものの繰り返しに陥ってしまうが、ここでは多彩な持ち玉と、場面に適したバラエティに富んだ打ち方で変化を付け、観ているだけならそう感じさせない。得意の宝石のようなパステル点滅星や、多彩な八方咲き系を要所に使いながらも巧く散らして、別な表情で見せることで別物のように飽きさせない。使いどころというか、とっておきの玉を上手に出し惜しんでいる。
 もちろん三尺玉や、全国の逸品10号玉コーナーで、ところどころ目先を変えてはいるが、1社でやっているとは思えない、というのが感想だ。
 打ち上げも、単なるスターマインから、海上打ち出し、水上開花、ワイドスターマイン、単発打ち、大玉連打、そのワイド打ちと変化に富んでいる。このところ毎回観覧しているが、毎回レベルアップしていることは確実。
 撮影は昨日に引き続いているから、カメラ2台、三脚2本。電車で運べる限界だ。24-120と16-35のズームを縦位置と横位置に振り分けてプログラム展開に応じて使い分ける、といったところ。風向きは南東から東南東方向で、メインの打ち上げ列に対し左からの横流れ。それはともかく、打ち上げはじめてしばらく経つとちょうど10号の開花域に低く雲が次々に通過して、低空のワイドやスターマイン系は影響は少なかったものの、10号を隠してしまう形になり残念だった。1発目の三尺玉の打ち上げの頃が一番悪く、三尺の盆の上部がすっぽり見えなくなる感じだった。次いで各地の花火作家による10号競演「ジャパンプライド」も名花が次々に雲にかき消えた。
 帰りは熱気に満ちた駅構内の入場待機列に汗だくで加わるが、意外と早くホームに上がれて22時前には宿泊地の豊橋に着いた。
    
    

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