花火野郎の観覧日記2014

観覧日記その9 7/26
第37回 隅田川花火大会

  
東京都・台東区/墨田区


花火コンクール
スカイツリーライティングアート
株式会社小松煙火工業

花火コンクール
WAVE! 光のグラデーョン
株式会社イケブン

花火コンクール
和の国の輪の花々
株式会社丸玉屋小勝煙火店

花火コンクール
夕映えに輝くヤシ並木
株式会社紅屋青木煙火店

花火コンクール
惑星ジュエル
株式会社磯谷煙火店

花火コンクール
大江戸ミラクル彩花
株式会社ホソヤエンタープライズ

花火コンクール
夜空に描く煌めきの橋
新潟煙火工業株式会社

花火コンクール
夜空に描く煌めきの橋
新潟煙火工業株式会社

花火コンクール
隅田川・夜景めぐり
野村花火工業株式会社
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花火コンクール
あなたに捧げる虹色のブーケ
株式会社齋木煙火本店
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花火コンクール
千代に八千代に
信州煙火工業株式会社

    

隅田川、墨堤の大花嵐
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隅田川、墨堤の大花嵐
    
 というわけで、昨年の雪辱戦だ。この日は花火大会集中日。大会だけで選ぶなら美味しいところはいくらでもあった。まぁしかし観覧のための総予算も決まっている事だし、翌日は遠征と早くから決めていたのでここは近場で節約。その近場もいくつかあったが、やはりここでしょう。なんと言っても途中中止、豪雨撤収の無念さは納得がいかない。何の成果も無いというのはいちばんやりきれない。
 実況テレビ放映をするテレビ東京では、7月に入ってから繰り返し番宣のスポットが流れた。そこでアピールされるのは「今年はリベンジだっ」。
 史上初、前代未聞の豪雨中止になった昨2013年の同大会。開始30分あまりでコールドゲームとなった。ちょうど第1会場ではこれからコンクールが始まる、という矢先。 昨年の顛末は観覧記のとおりで、こちらもまたさんざんな撤収劇だった。隅田川花火はふらりとでかけて撮影できる場所が在る訳ではないから事前の段取りとか手間暇をかけているのに、まさかの中止撤収とは。
 現着は15時頃。墨田区側大会本部でプログラム誌を貰ってから撮影場所へ。全てが昨年と同じ体制。同じ場所での観覧・撮影だ。風はほほ順風。空は快晴で、気象レーダーを見るまでもなく、今日こそは大丈夫と確信した。首都高速道路の高架下で涼みながら開始を待つのも昨年どおり。
 撮影体制も同じデジタル一眼1発。右脇にそびえ立つスカイツリーがイルミネーションを纏うと、ほどなくスタートだ。さすがに7月末の東京の19時過ぎでは明るすぎて、19時30分頃までは撮影にならず、見ているだけだった。それでも花火の背後や上空に雲が出ていない分早く暗くなる。
 日本テレビの撮影クルーが来ていたが、私と違って橋の反対側の歩道、第2会場側に陣取っていた。その意図は車道部分を歩く観客が目の前を横切ることになるので、その群衆のアタマ越しにその上空に咲く花火を録るという狙いだ。
 観るのに力が入るのはやはりコンクールだ。玉の大きさの制限が相当にあるこの場所で、どのように持ち味、得意玉を出してくるか?とくに昨今は、トレンドとなる花火や星の要素が多い。それをどう生かしてくるかが楽しみだった。事前にプログラムから出品業者の顔ぶれや作品タイトルから私にとっては他の競技会を見るのと変わりないくらい期待していた。1時間20分の打ち上げのうち、約20分を費やすから、コンクールはやはり第一会場の主軸なのだ。
 事前に東京新聞でこの隅田川花火大会に向けての記事広告のインタビューがあり、大会の見所について語った。見所は第1会場のコンクールであるとし、その中で、こんな花火や星が使われるのではないか、という予想を交えた話の内容と、花火写真を提供した。全てが記事になったわけではないが、この日のコンクールでは話した内容と写真がそのまま登場したので愛好家の面目訳如といったところで安堵した。花火開催日の朝刊の記事でその晩のコンクールの花火内容を予言するかたちとなったわけで、なかなか面白い企画だった。新聞記事では、斎木煙火の虹色変色星をはじめとして、野村花火(変色八方先)や磯谷煙火(コスモのバリエーション)の花火写真を使用してるが、それはそのままアレンジされてコンクールに登場した。他に八方先系の形が多いだろうことや、複雑な色変化なども予想した。イケブンの回転リングなどの移動変色系もインタビューで説明したが、動画で一目瞭然で見るならともかく口で現象を説明するのは難しく、記者もよくわからなかったみたいでそれはボツになっていた。
 プログラムは順調に進み無事にフィナーレを迎え、ようやく昨年の無念を晴らした格好。終了後は比較的空いている墨田区側を通り、吾妻橋を渡って浅草方面へ。相変わらず地下鉄の入り口を封鎖し、警察はJR上野駅まで歩いて帰るように促している。隅田川花火大会は1978年に再開された翌年から行っている。その長年の経験があるのでスムースに浅草駅構内へ。さすがに昨年ほどの混雑は無く、大会終了20分後には東京メトロ銀座線に乗っていた。
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