花火野郎の観覧日記2014

観覧日記その25 11/2
町制施行60周年記念 2014いばらきまつり フィナーレ花火

  
茨城県・茨城町


まつり会場の様子

まつり会場の様子

まつり会場の様子

10号筒群

メイン打上ライン

四重芯引先青光露

八重芯引先エメラルド銀乱

銀八方緑牡丹

幻想イルミネーション

銀千輪

三重芯黄金点滅

紅先点滅八方咲

紅点滅千輪

四重芯光の波紋
1
五重芯引先紅光露
  
 短いながらも地元、野村花火の名花が見られるというので出かける。当初の予報では雨模様だったのであきらめていたが、直前になって翌日の3日ともども好転したので良かった。茨城町には2012年の2月に「きらり冬花火〜未来担う子供たちへ〜」として花火を伴う催しが開かれたときに一度来たことがある。そのときは初めてで車もなかったから路線バスを調べてたどりつき、帰りは愛好家氏の車で水戸駅まで送って貰った。今回は車で出かける。路線バスの運行時刻表も変わり、祭り会場近くからの水戸駅行き最終が18時30分と花火の終了時間そのもので使えなくなった。
 ちょうど正午頃、会場の町役場付近に到着したが、すでにそこを含めメイン会場の駐車場は満車で入れず、誘導に従って別の小学校の駐車場に回される。しかしそこも満車でさらに離れた所へ向かわされるが途中でキレた。行けども駐車場に行き着かず「そもそも、こんな遠くから歩けるかいっ」。引き返して役場の駐車場に突っ込む。
 町役場から茨城町総合福祉センターゆうゆう館に至る祭り会場をひと目見て仰天した。なんという大盛況。かつて冬に来た頃とは比較にならないブーステントの多さ。仮設ステージを見る人々。とにかく子供からお年寄りまで来場者が多かった。祭りの案内チラシを見ると、プリキュアのキャラクターショーやらカレーの早食い競争など、多彩なプログラムが一日中続く。そして最後を飾るのが花火というわけだ。町制施行60周年記念ということでもあり、町をあげての一大イベントなのだろう。後で愛好家氏に話を聞くと午前8時には駐車場が満車だったというから、よそ者が昼ごろのこのこやってきても駐車できるわけがない(したけど)。
 午のこの時点ではまだ三脚など見あたらず、愛好家氏の出足もゆっくりなのかな。ロケハンがてら打ち上げ場を中心に徒歩でひと回りする。予報では会場を横切る風。メインでも反対側でもイーブンだ。風上に立つとワイドが真横からになってしまうし。それなら背後が真っ暗になってしまうメインより、祭り会場の灯りが少しでも入る裏手もいいかな、とそちらもロケハン。
 そこではすでに車で乗り付けた愛好家氏が三脚を立てて待機中だった。私も三脚を1本仮置きしひとまわりして戻ると、メイン側にもあちこちに三脚が立てられ、知り合いの愛好家達が集まり始めていた。冬に来たときより最前列道路の規制がゆるやかだった。以前はその道路上に立ち入ることもできなかったが、今回は車の通行以外はOK。しかもそこから田圃の側に入って三脚を立てるのもできるようだった。
 愛好家さんたちとしばらく歓談の後、15時過ぎに車ごと反対側に向かい、車の直ぐ近くに三脚を立てて準備。一般の観覧客も暗くなる頃、次々に車でやってきては農道脇に駐車して車の近くで観覧。こちら側に直接乗り入れる愛好家も何組か集まり、それなりに賑わった感じになった。現地は終始どよーんとした曇り空で、予報だともう少しいい感じだったのだが。夕刻には雲が低く10号を打ち込むんじゃないかと心配されたが、花火開始頃には背後の空は晴天になっていた。
 周りは田圃だから灯りが一切無く、17時くらいで相当暗くなったので手元が見えるうちにいつもより早めに撮影準備にかかる。そして18時近く、それまで会場から絶え間なく聞こえてきた音楽が止み、そろそろかなとスタンバイ。こちらでは時計だけがたよりだ。
 車だからカメラは2台体制。サブは10号専用。それにしても10号筒まで330メートルは離れているのに、ここで見ると開花は高くそしてメリメリと大きく見える。縦上から下までで28ミリ相当か。今回の位置でほぼメイン側と10号までの距離は同じくらい。しかし10号がワイド列より手前にあるから、それらと相対的には大きく見える。2012年時は完全にシンメトリーな反対側ではなかったが、やはり花火を挟んで背後方向から撮影している。その時はもう100メートルも10号筒に近かったので予想に反して驚くほど大きかったのを覚えている。
 プログラムは26番まであり、だいたい10号2発を続けて打つのと5号8発を交互に進み、スターマイン系は最後のミュージックワイドに集約されている。三重芯、四重芯、五重芯、八方先系に幻想イルミネーション、光の波紋といった野村花火の20発に及ぶ10号名花のラインナップは見応えがあった。
 点火のタイミングがわからないから、暗い田圃の真ん中から、ドンッといきなり曲導が上がる。それに反応してからだから今夜はレリーズが遅れ気味だなぁ。途中から間を詰めて若干次の打ち上げに入るまでが短くなった。最後は10号入りの約150メートル幅のワイドスターマイン。「アナ雪」の楽曲が流れているのだけはなんとか聴き取れた。
 始まるまでは風がないねー。などと言っていたのだが上空の10号開花域はけっこう南西の風が強かった。冠じゃない普通の菊花の星がみるみる流れていくのを見て若干戦意喪失した。肉眼で見るには充分に綺麗なので問題ないが写真は駄目だかなぁ。
 帰りはナビ任せで最寄りのインターまで走り(町内と近辺に高速インターが3つもある!)、往路と同じ北関東道経由。しかし東北道での行楽帰り渋滞をモロに喰らってしまう。こんなの高速に乗るときに茨城町インターで電光表示してよねー。北関東道に入ってから渋滞表示見ても仕様がないだろ。どう戻るのさ・・・。しかも足りると思っていた燃料のランプが点り焦る。ぐは高速走行と渋滞でガス欠不安とは。SAで給油しようとしたら、入り口の3キロ手前から休憩行列していて断念。結局佐野藤岡ICで途中下車して一般道のGSでちょびっと給油して「お・・150円か安くなったな・・」また戻る。
 これでえびす講まではしばらく観覧予定が無い、10月は毎週のように出動だったので小休止がありがたい。早くも11月で今年の観覧も数えるほどになった。

INDEXホームページに戻る
日記のトップに戻る