花火野郎の観覧日記2009
観覧日記その12 8/16
新町ふるさと祭り 花火大会 灯籠流し
群馬県・高崎市新町
2002年以来の久しぶりの観覧。撮影場所に隣り合わせた地元のお年寄りに「いい天気ですね」と声をかけると、「こんないいのは3年ぶりかなァ」と仰る。昨年、一昨年は雲間に打ち込んでしまったらしい。私の2002年の観覧でも7号から上は完全に霞の中、と低い雲にやられている。それにしても朝から凄い快晴だ。ここまでの道中もハンドルを握った手を焦がされながらの運転だった。
現着は16時。それでも早過ぎる。ブランクがあるためか過去にも駐めた指定の駐車場にたどり着けず、しばし辺りをぐるぐる回って探し、ようやく入庫して場所取りに向かう。観覧場所の堤防道路に三脚を置いたあとは河川敷の日陰で休憩。この時点で一般の観覧客などまだほとんど居ないけれど三脚は何本か置かれていた。夕方到着してものんびり。こういう花火大会は本当にホッとする。
菊屋小幡花火店の担当花火大会といっても茂木や玉村に比べれば小規模だ。16日といえば他に重なる大会も多い。ところが諏訪から駆けつけた者、同県の榛名町に続いて観覧する者と各地から愛好家が参集していて驚いた。
花火は19時45分と開始も遅いし、灯籠流しと盆踊りがまず行われそれが祭りのメイン行事でもある。花火目当ての観客が集まり始めるのは19時を回ったあたりからだ。
撮影機材は18時過ぎに運ぶ。それから美しい夕焼けが拡がる。デジタルカメラで雲の焼け具合を追いながら何枚も撮る。一際高く遠望できるのは噴煙がたなびいているから直線距離で55キロメートルほど向こうの浅間山か。いつもより早く19時過ぎにはカメラを載せて準備。というのもあたりに灯りが無く堤防道路は真っ暗になってしまうからで、手元が明るいうちに早めの支度というわけだ。開始の頃、私の両脇の堤防のり面も観客で埋まり、背後にもずらりと観客が座っていて賑やかになっていた。
来賓の挨拶などがあり、10分ほど遅れて打上が始まる。星星が浮かぶ漆黒の快晴の夜空。素晴らしいコンディションだ。風は南東方向か、右斜め後ろからの順風。花火はくっきりと浮かび上がり色も綺麗だった。
以前と違っていたのは、堤防道路上に設営を許可していた露天商が全て河川敷内に移されていたこと。それで観覧場所からは一軒の露天商も視界に入らず、対岸の堤防道路も真っ暗になって写るモノが無くなってしまった。打上場所正面方向には納涼提灯も連なっているが、それを入れてとなると間合いが厳しいのだ。
久しぶりなのでレンズワークを忘れてしまっていたが、冒頭のメッセージ付き花火で4号から10号までひととおり打たれたので画角を掴むことができた。どうやら28ミリ相当一発となりそうでややハスに間合いを取ったつもりだがぜんぜん近い。35ミリでは7号まで。スターマインも目一杯になってしまう。28ミリでも10号は上から下までなど入らず玉だけになる。茂木での残りのフィルムを消化しようとカメラはレンズを変えた2台を出したが、片方ばかり使うような感じだった。
プログラムは玉村あたりをご覧の方には想像が付くと思うが、4〜5号単発とスターマインの繰り返しを中心に、7〜10号単発が時折入る。4〜5号も殆ど同じ玉がないという丁寧さであるしどれも見応えがあった。10号は四重芯が1発入り良い玉だった。以下は8号で三重芯が最高だがどれも実に綺麗な開きだった。八重芯とはいえ殆ど崩れず見事にまん丸に開くのはやはり素晴らしい。庭園花火(小型煙火ワイド)で目先を変えたり、途中特大スターマインでは10号入りと豪華で、スターマインの内容と規模でも全体にメリハリをつけているなぁと感じた。フィナーレは設置地場所の関係で超ワイドというわけには行かないが三箇所からの銀一斉とそこまでに至る緩急やフェイントは十分に小幡花火を堪能させてくれた。
21時少し前に終了。物量で見せるわけでもなく、凄いワイドがあるわけでも、音楽付きコンピュータ打ちや大玉があるわけでもない。ごく普通の花火大会。しかしテンポよく上がる単発もそれぞれが見応えがあり、漆黒の空に咲く花火の美しいこと。花火大会ってこういうのなんだよなぁと満足だった。
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