長岡まつり大花火大会(新潟県・長岡市)
名物三尺玉をはじめとする充実の花火大会
開催日時 毎年8月2,3日
打上場所 信濃川河川敷、長生橋〜大手大橋間
問い合わせ先 長岡市役所商業観光課長岡まつり協議会 TEL 0258-35-1122
概要
長岡といえば「越後の三尺玉」。両日で2発ずつ計4発の打ち上げはやはり一度は体験したい。ほかにも三尺玉を打ち上げる花火大会は数多いが、「絵になる」ことでは長岡は群を抜いている。この有名な三尺玉をはじめとして、
1.各開催日2発ずつの「正三尺玉」。
2.ヨーロッパ大陸唯一の活火山であるイタリアの「ベスビアス火山」の噴火を模したベスビアス大型、超大型スターマイン。
3.長生橋、大手大橋にかかる長大ナイアガラ瀑布。
4.尺玉90発余の3個所ワイド連続打ち。
5.全国の名人花火師による尺玉「デザイン花火」。
6.震災復興祈願、ギネスに申請中の超ワイドスケール花火「フェニックス」。(いずれも両日共開催)
などが毎年の基本メニューに加わっている。なにしろ越後では花火といえば尺玉が「基本」。三寸玉が一般?の東京あたりとは桁が違う。21:15に2発目の三尺玉を放った後も、全国の名人花火師による尺玉の逸品を披露する「デザイン花火」というおいしいプログラムが待ちかまえているので、帰りを急ぐのでなければすぐに席を立つのはもったいない。
1996年度からは新しいプログラムとして5セットのスターマインと10号玉などを一斉に打ち上げるワイドスターマインが登場した。翌1997年には最初はプログラムに新型スターマイン「X」として記載された新プログラムがお目見えした。その後一般公募でネーミングを募集、晴れて「ミラクルスターマイン」と銘々された(写真左)。
1999年には三尺玉に加えて各日、3発の二尺玉も加わった。
これらの新プログラムがいっそう豊富な内容を形成している。こうして定番のしかも集客数でもひけをとらない有名花火大会が慢心せず、常に新規の展開を模索し、客の満足を真剣に考え、実現をしている関係者の努力は賞賛に値する。
さらに2005年度には2004年に発生した新潟県中越大震災からの復興へ願いを込めた超ワイドスケール花火である、「フェニックス」が打ち上げられ無事に成功した。これは会場下流の大手大橋を挟んだ上下流全長1.6キロメートルの6箇所から最大で尺玉を打ち上げるというもので、両日の最終プログラムとして行われた。そしてこれは一度きりのプログラムにとどまらず、「震災復興は一年にして成らず」と以降10年間に渡って開催される方向であるという。会場に居れば肉眼でも全貌を見渡すのに苦労するほどで、一度は経験して欲しい圧倒的なスケール感である。
アクセス
JR長岡駅までは東京方面からは上越新幹線を使う。駅からは徒歩となり15分ほどで信濃川を望む土手の上に達するだろう。マイカーでは関越自動車道の長岡I.Cから20分ほどで駅とは対岸の土手まで来ることができる。臨時駐車場も数多いのでマイカー利用もおススめだが、終了後出庫と周辺道路の渋滞は覚悟しよう。長岡I.Cまで3時間以上〜平時20分〜の実績あり。
観覧場所
打ち上げ場所は信濃川の広大な中州のような所。したがってそれぞれが1キロほども離れた川の両岸の土手上から観覧できるのだが、メイン観覧場所は右岸、長岡駅がある側だ。こちらに大会本部、桟敷・招待席、有料観覧席のほとんどがある。長岡駅側から見ると向かって左に架かる橋が長生橋、右が大手大橋。この二つの橋に挟まれた土手及び河川敷部分が観覧場所となり、とくに写真を撮るためなどで変わったアングルを狙う、などの目的がないかぎり、観客はこの範囲で好きな場所に座ればよいだろう。花火は長岡側でこの二つの橋の間なら何処にいても良く見える。
近年大幅に土手の斜面及び土手上を造成したので、全体に川に向かって大きく前進したような形となった。これにより土手上の平坦な部分の(つまり通路の)面積が増えたようだ。
2007年度より長岡では、従来からの有料桟敷席を除く長生橋〜大手大橋間の左右両岸河川敷(柵の内側)、堤防斜面の一般席(自由席)の全面有料化に踏み切った。また有料席部分の開門時刻を17時としているようで、ゲート近辺での長時間の待機が必要となるかもしれない。
有料桟敷席は土手の後方に仮設で設けられている。翌年以降桟敷を利用したい場合はプログラムに複数の連絡先が載っているので参照されたい(写真・堤防斜面から長生橋方面=三尺玉打ち上げ方向=を見る)。
花火の打ち上げは常に実況のアナウンスが流れるので、次に何をやるのかわかりやすい。プログラムは土手上などに臨時の販売所が出来て、そこで手に入る。両日の打ち上げ内容を掲載し、協賛者名つきの立派な冊子である。
花火と撮影ガイド
殆どの打ち上げはふたつの橋に挟まれた中州で行われる。お目当ての正三尺玉だけは長生橋の後方、つまり上流側で打ち上がる。新規に加わった二尺玉も打ち上がる方向は三尺玉と同じだ。
撮影の上でも右岸の土手で撮影場所をとってはじめて長生橋のバックに打ち上がる「あの」三尺玉の映像が得られる。「あの」と書くには訳がある。広大な一般観覧席エリア、どこでも良い場所なのだがなぜか毎年決まって写真愛好家が集中する一帯がある(探してね〜!(^^))。そのあまりの数に一般客はカメラ専用席と勘違いして近寄らないくらいだ。とくに地元の写真愛好家は悟りの境地(?)に達しており、三尺玉しか撮らない、という人もいて毎年寸分違わぬ場所に三脚を立てているほどだ。写真における長岡ビギナーはまずはこうした場所で「ご挨拶」しながら仲間に入るのが常道だろう。万人がイメージする三尺玉の写真はこうした「決まりのポイント」によって確実にもたらされるのだ。ちなみに対岸側では橋と三尺玉の組み合わせの構図は無いので注意。
ここでは三脚はおおむね土手の斜面に立てることになるので、前にこけないように注意が必要。いずれ土手の下部にもびっしりと人が座るので危険だからだ。また後から到着した場合は後ろの人の画角に入らないよう気を配ろう。誰も人の三脚や撮影している姿などを写したくはない。15:00までには場所を確保しておきたい。土手の上は通路ならびに座っての観覧場所になるので、立ったままの最前列での撮影は不可。また場所取りは14:00からしかできないので注意(ずっと人が居れば可)。
長岡駅側観覧席からの撮影ガイドをしよう。ベスビアススターマインは尺を含んだ大型なので、縦位置で下から撮れば28〜35ミリ程度。画面下部の入れ具合では24ミリも必要だ。ナイアガラは単独では横位置で70〜200ミリ、切り取り方による。肝心の三尺玉は玉の種類によるが50〜60ミリくらいになる。縦に構えたとき、(長生橋には山型の尖った部分があるが)この山型のところ5〜6つ分入る検討だ。そして長生橋の向こうのどのあたりから打ち上がるかが重要だが、皆さんが立っている場所にもよるので経験豊富な地元カメラマンに事前(明るいうちに!)に教えてもらうと良い。近年の課題は最初の三尺玉は橋にかけるナイアガラと同時に打ち上げる、という点につきる。三尺玉の露光時間は全ての星が消えるまで十数秒と長く、ナイアガラが露出オーバーになってしまうことだ。二発めは単独で打ち上げる。
新規に加わった2つのワイド系スターマインと3個所からの尺玉の連打では、正面から狙ってやはり24〜28ミリ程度。これでワイドの全ての打ち上げ場所が縦位置でも画面内に入る。二尺玉は三尺玉と同一方向に上がるので、三尺撮影のリハーサルにも使えそうだ。
2005年からスタートした「フェニックス」だが、尺玉まで使用して全幅約1.6キロメートルと幅、高さともにあまりにスケールが大きいため、長岡駅側の河川敷や堤防のメイン観覧場所からではとても捉えきれない。24ミリ以下の最大広角を使っても6箇所の打ち上げ全てを入れるためには左端か右端の打ち上げ場所側から斜めハスに位置して構える必要がある。
宿泊事情
長岡まつりの課題は宿泊だろう。市内には施設は数多いがなぜか未来永劫予約済みか予約受付除外日の状態。一時期好転して確保しやすくなっていたが、2005年のフェニックス打ち上げが評判となったせいか再び活況(?)となりかつての現地宿泊施設の確保が困難な状態がまた戻ってきている。一般の普通の客が、長岡市内の旅館やホテルを直接予約で確保するのは「絶対に!不可能」なのでツアーなどを利用したい(一部カプセルホテルなどは予約可能かも?)。旅行会社でさえも長岡市内には宿を確保できないので、仕方なく近隣各市(新潟、燕、三条、柏崎、越後湯沢など)へツアーの宿をとっている。一般の方も宿はこれらの場所に予約するといいだろう。東京からなら新幹線で日帰りも可能だ。2発目の三尺玉、フェニックスを駅に向かいつつ観るくらいであれば、なんとか上りの新幹線最終をつかまえることができる。近隣各市へなら臨時列車も比較的遅い時間まで増発されている。
例年初日8月2日の方が混み合う、ゆったり観たいなら3日に。打ち上げ内容は両日ともほぼ同じ。
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長岡まつり予約センター(有料桟敷席はこちらへ)
震災復興祈願フェニックス実行委員会ホームページ
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